Sunday, March 11, 2018

中平卓馬「氾濫」

中平卓馬の1974年の写真インスタレーション作品「氾濫」が写真集になりました。48点のカラー写真から構成される本作品は、1970年代前半における中平作品のひとつの集大成ともいえます。中平研究の第一人者で、プリンストン大学のフランツ・プリチャード氏による寄稿論文を翻訳しました。

フランツ・K・プリチャード「都市氾濫の図鑑—中平卓馬の写真的思考と実践」拙訳、中平卓馬写真・澤田陽子編『氾濫』Case Publishing、2018年、n.p.。

この作品を再現展示する試みが渋谷のギャラリーCASE TOKYOで始まりました。本展に関連して、3月24日(土)17:00〜18:30には、近畿大学教授の八角聡仁氏と対談を行います。ぜひお立ち寄り下さい。出版と展覧会の詳細は以下のとおりです。