管啓次郎さんの研究室の企画するオープン・ゼミのお知らせです。ふるってご参加下さい。
明治大学大学院 理工学研究科 新領域創造専攻 ディジタルコンテンツ系 管啓次郎研究室では、2月4日(水)・5日(木)の2夜連続でオープンゼミを開催します。
ディジタルコンテンツ系では、幅広いメディア表象を研究対象にしています。今回のオープンゼミでは、ゲストとして映像作家かわなかのぶひろ氏とアーティスト田中功起氏に、メディア表現について制作者の立場から、それぞれの活動と体験に基づいたお話をしていただきます。学内外を問わず多くの方に聴講していただきたいと考えております。ぜひご来場ください。(司会・進行=宇野澤昌樹)
映像表現と詩 かわなかのぶひろ(映像作家)
2月4日(水) 19時〜21時30分(途中休憩あり)
我々の映像体験は、ハリウッド映画やCMなどに代表される、あらかじめ設定された物語を表象するための映像を受動的に消費するだけのスタイルが、長い間主流とされてきました。しかし、近年YouTubeなどによってより多くの人が映像を加工するようになり、鑑賞者の枠から外れた行為を行うようになっています。
かわなかのぶひろ氏は映像作家として、フィルム、アナログビデオ、デジタルビデオと、メディアの変遷を体験しています。大きな映画会社やテレビ局としての活動ではなく、個人の表現としてそれぞれのメディアを使用してきました。かわなか氏が影響を受けたアメリカの実験映画も、商業的な映画とは異なり、個人の表現としてつくられたものでした。まるで「詩」のようなパーソナルな表現が、映像の領域でも脈々と行われてきたのです。
かわなか氏が影響を受けたアメリカの実験映画とかわなか氏本人の作品の観賞と解説によって、映像が本来もつ可能性について考察します。
everything is everything 田中功起(アーティスト)
2月5日(木) 19時〜20時30分
田中功起氏は、さまざまな物質と映像メディアを用いた作品をつくっています。あえて分類すれば、インスタレーションと呼ばれる空間をつくるタイプの作品が多い作家だといえるでしょう。映像を使ったインスタレーションというと、集中して見るには耐えない散漫な作品が多いという印象がありますが、田中功起氏の作品はまったく異なります。思わず目をむけてしまう作品、不思議さと明瞭さという相矛盾するふたつの認識を見た瞬間に受け取ってしまう刺激的な作品を作り続けています。
田中氏のつくる空間には、映像による時間感覚とモノによる物質感があります。物質感とは色・素材・形・重さなど、モノが存在することによって感覚される、その感覚そのものでしょう。時間と物質、このふたつの感覚が刺激される、知覚的な空間です。また、一度見たら忘れることができない独特のユーモアをもっています。
田中氏の表現活動を、クロノロジカルな形式で紹介していただき、創造のプロセスや思考について解説していただきます。
■実施概要
会場:明治大学秋葉原サテライトキャンパス
東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル601号室
※JR秋葉原駅電気街口から徒歩1分
地図:http://www.meiji.ac.jp/akiba_sc/outline/map.html
入場:無料
定員:50名(先着順)
※両日ともに、開場は開始30分前(18時30分)からです。
お問い合わせ先:masaunozawa@hotmail.com (@を小文字にしてください)
宇野澤昌樹(ディジタルコンテンツ系修士課程1年)
かわなかのぶひろ
1941年東京生まれ。60年代初頭より映像制作を開始、68年<ジャパン・フィルムメーカーズ・コーポラティブ>設立。69年<日本アンダーグラウンドセンター>を経て77年<イメージフォーラム>を設立、日本を代表する個人映画・実験映画作家として、また指導者として活躍。2006年、東京造形大学教授退任後も毎月新作を発表、作品数は90作品を超える。
田中功起(たなか・こおき)
1975年生まれ。主な展覧会に「国立新美術館開館記念展、20世紀美術探検」(国立新美術館)、「夏への扉」(水戸芸術館)、 「笑い展」(森美術館)、個展「Everything is everything」(広島市現代美術館)、「La Chaine」(BankART)、個展「Setting up and Taking down」(Palais de Tokyo)、「Spectacle and Situation」(Zentrum Paul Klee)、「Turning the Lights on」(Centre A)、台北ビエンナーレ06、光州ビエンナーレ08、釜山ビエンナーレ08など。作品集に『Koki Tanaka Works 1997-2007』(Akio Nagasawa Publishing Office、2007年)、『The End of Summer: Koki Tanaka』(大和プレス、 赤々舎、2008年)がある。
Friday, January 30, 2009
Tuesday, January 20, 2009
今日の写真2009 第2回
「今日の写真2009」、『アサヒカメラ』2009年2月号(175-179頁)、第2回目のゲストは美術家の島袋道浩さん。沖縄プリズム展、佐内正史、石川直樹、港千尋、ポルケ、リヒター各氏の写真集が話題に上っています。島袋さんの個展は3月15日まで、ワタリウム美術館で開催中です。
http://www.watarium.co.jp/exhibition/index.html
http://www.watarium.co.jp/exhibition/index.html
Saturday, January 17, 2009
オペラ「ル・グラン・マカーブル」
東京室内歌劇場 創立40周年記念
ジェルジ・リゲティ作曲の伝説的傑作グランド・オペラ Le Grand Macabre「ル・グラン・マカーブル」上演のお知らせです。
ARICAの藤田康城が初めてオペラの演出にのぞみます。
また安藤朋子も『KIOSK』『NO Exit』に続いて美術家・高橋永二郎が新た制作する特殊装置を駆使して登場します。
さらに振付けには気鋭のダンサー・コレオグラファーの神村恵氏が参加します。
日本初演、この機会を逃すともう二度と見られないかもしれない、現代オペラの傑作をぜひお見逃し無く!
2009年2月7日(土)18時開演
2009年2月8日(日)15時開演
新国立劇場・中ホール
SS席¥13,000/ S席¥10,000/A席¥7,000(8日のみ)
B席・Z席完売
チケットのお申し込みおよび詳細は、以下東京室内歌劇場のホームページをご覧下さ い。
www.chamber-opera.jp
ジェルジ・リゲティ作曲の伝説的傑作グランド・オペラ Le Grand Macabre「ル・グラン・マカーブル」上演のお知らせです。
ARICAの藤田康城が初めてオペラの演出にのぞみます。
また安藤朋子も『KIOSK』『NO Exit』に続いて美術家・高橋永二郎が新た制作する特殊装置を駆使して登場します。
さらに振付けには気鋭のダンサー・コレオグラファーの神村恵氏が参加します。
日本初演、この機会を逃すともう二度と見られないかもしれない、現代オペラの傑作をぜひお見逃し無く!
2009年2月7日(土)18時開演
2009年2月8日(日)15時開演
新国立劇場・中ホール
SS席¥13,000/ S席¥10,000/A席¥7,000(8日のみ)
B席・Z席完売
チケットのお申し込みおよび詳細は、以下東京室内歌劇場のホームページをご覧下さ い。
www.chamber-opera.jp
Thursday, January 15, 2009
第12回ディジタルコンテンツ学研究会のお知らせ
第12回ディジタルコンテンツ学研究会を開催します。
ゲスト講師:御園生涼子氏(映画研究)
テーマ:小津安二郎のサイレント時代の作品『非常線の女』と同時代のハリウッド映画について
日時:2009年1月20日(火)16時〜
場所:明治大学生田キャンパス 中央校舎6階 メディアスタジオ
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/ikuta/access.html
久しぶりに小津映画について考えるいいきっかけになりそうで、いまから楽しみです。学外の方も、ぜひお気軽にお出かけください。
ゲスト講師:御園生涼子氏(映画研究)
テーマ:小津安二郎のサイレント時代の作品『非常線の女』と同時代のハリウッド映画について
日時:2009年1月20日(火)16時〜
場所:明治大学生田キャンパス 中央校舎6階 メディアスタジオ
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/ikuta/access.html
久しぶりに小津映画について考えるいいきっかけになりそうで、いまから楽しみです。学外の方も、ぜひお気軽にお出かけください。
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